「留守がちで家が心配」「子どもや高齢の親をひとりにする時間がある」「近所で空き巣被害があった」。そんな不安を抱えて、ホームセキュリティの導入を検討する家庭が増えています。
とはいえ、実際に調べ始めると各社の料金体系はレンタル・買い取り・初期費用0円プランなど複雑で、「結局どこがいいのか分からない」と手が止まってしまう方がほとんどです。
この記事では、主要5サービスの料金とサービス内容を公式情報にもとづいて整理し、家庭のタイプ別にどれを選ぶべきかを具体的に解説します。読み終える頃には、あなたの家に必要なプランと、その費用感がはっきり分かるはずです。

目次
1. ホームセキュリティとは?防犯カメラとの決定的な違い
2. ホームセキュリティおすすめ5選 比較一覧表
3. セコム|駆けつけ拠点数と補償の手厚さで選ぶなら
4. ALSOK|10年単位の総額を抑えたいなら
5. 東急セキュリティ|東急線沿線の地域密着型
6. 関電SOS|関西5府県で初期費用0円から
7. Secual|工事不要・月額1,078円のセルフ型
8. 失敗しないホームセキュリティの選び方5つの基準
9. ホームセキュリティを導入する5つのメリット
10. 契約前に必ず確認したい注意点
11. よくある質問
12. まとめ|あなたに合うのはどのサービスか
1. ホームセキュリティとは?防犯カメラとの決定的な違い
ホームセキュリティとは、住まいにセンサーを設置し、24時間365日体制で異常を監視するサービスです。窓やドアが不正に開けられたり、室内に人の動きが検知されたりすると、警備会社の監視センターへ自動通報され、警備員が現場に駆けつけます。
ここが、市販の防犯カメラとの決定的な違いです。防犯カメラは「映像を記録する」までが役割で、異常に気づいて対応するのは住人自身になります。外出中や就寝中に通知を見逃せば、被害は止められません。

一方、ホームセキュリティは検知から通報、駆けつけ、必要に応じた110番・119番通報までを警備会社が担います。つまり「見る」だけでなく「対処する」までが商品に含まれているわけです。
さらに軽視できないのが抑止力です。警備会社のステッカーやフラッシュライトが外から見える家は、侵入者にとって「リスクが高く、時間がかかる家」に映ります。侵入を試みる前に候補から外させること自体が、大きな防犯効果になります。
また、多くのサービスは防犯だけでなく火災監視や非常通報にも対応しています。火災センサーが煙や熱を検知すれば警備会社に通報され、非常ボタンを押せば急病やケガの際にも助けを呼べます。防犯対策としてだけでなく、家族の安全全般を支えるインフラとして機能するのがホームセキュリティです。
2. ホームセキュリティおすすめ5選 比較一覧表
まずは主要5サービスを、戸建て向けの標準的なプランで比較します。金額はすべて税込、各社公式サイトに掲載されている代表的なプラン例です。
| 順位 | サービス | 月額(戸建て) | 初期費用 | 警備員の駆けつけ | 対応エリア | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | セコム | 8,470円(レンタル) 5,390円(買い取り) |
工事料69,960円+保証金20,000円(レンタル) 523,600円(買い取り) |
何回でも無料 | 全国 | 駆けつけの速さと補償の手厚さを最優先したい人 |
| 2 | ALSOK | 7,865円(レンタル) 4,070円(お買い上げ) 8,668円(ゼロスタート) |
工事費47,850円+機器費224,400円(お買い上げ) 工事費47,850円(レンタル) 0円(ゼロスタート) |
緊急時の出動は月額料金に含む | 全国 | 10年単位の総額を抑えたい人、見守り機能を重視する人 |
| 3 | 東急セキュリティ | 6,402円(レンタル) | 工事代金31,350円 | 24時間365日対応 | 東急線沿線が中心 | 沿線在住で、近距離からの素早い駆けつけを求める人 |
| 4 | 関電SOS | 5,940円(レンタル) 3,190円(買取) |
0円(レンタル) 247,500円(買取) |
警備員の駆けつけあり | 大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀 | 関西在住で初期費用をかけずに始めたい人 |
| 5 | Secual | 1,078円(ゲートウェイ1台につき) | 33,000円(一戸建て向け防犯パック) | 標準では含まれない(別サービスの出動要請・有料) | 全国(Wi-Fi環境が必要) | 賃貸住まい、工事不要で低コストに備えたい人 |
※価格はすべて税込です。設置機器の種類や個数、建物の構造、間取りによって金額は変動します。契約前に必ず各社の無料見積もりで実際の金額をご確認ください。
3. セコム|駆けつけ拠点数と補償の手厚さで選ぶなら
総合力で選ぶなら、まず検討したいのがセコムです。個人・法人を合わせたオンラインセキュリティの契約件数は約266万件(2026年3月31日時点)で業界No.1。多くの家庭と企業に選ばれてきた実績があります。
最大の強みは、駆けつけ体制の密度です。緊急発進拠点は全国に約2,500カ所(2026年3月末時点)あり、この拠点数の多さが現場までの到達スピードを支えています。防犯上の理由から個々の拠点住所は公開されていませんが、自宅最寄りの拠点やおおよその到着時間は、問い合わせ時にスタッフへ確認できます。
そして見落とされがちですが極めて重要なのが、補償制度が全プランに標準付帯している点です。万が一被害に遭った場合、盗難保険として現金・貴金属で最大50万円、家財で最大200万円、建物が損害を受けた際には修復費用見舞金として最大100万円まで補償されます。追加料金なしでこの水準が付いてくるのは、月額料金を評価するうえで無視できない価値です。
戸建てプランの料金
戸建て向けの「セコム・ホームセキュリティNEO」は、機器レンタルと機器お買い取りの2つから選べます。
■ 機器レンタル:月額8,470円/初期費用は工事料69,960円+保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)
■ 機器お買い取り:月額5,390円/初期費用は買取システム料金523,600円(取付工事料込み)
■ 契約期間はいずれも当初5年間、それ以降は1年ごとの契約更新
レンタルとお買い取りで迷ったら、判断基準はシンプルです。初期費用を抑えたいならレンタル、月々の支払いを抑えたいならお買い取り。実際、新規契約者の約9割がレンタルを選択しています(2024年度新規ご契約実績)。保証金20,000円は契約満了時に返却されるため、レンタルの実質的な初期負担は工事料が中心と考えられます。
異常時の駆けつけは、どちらのプランでも何回でも無料です。機器の修理はレンタルなら無料、お買い取りでも10年間無料。電池交換も無料で、ランニングコストが読みやすい設計になっています。
住まいのタイプ別プラン
■ マンション・集合住宅「スマートNEO」:レンタル月額5,500円(工事料53,790円+保証金20,000円)/お買い取り月額3,630円(226,710円)
■ 親の見守り「スマートNEO」:レンタル月額5,610円(工事料54,890円+保証金20,000円)/お買い取り月額3,630円(284,680円)
■ 住宅兼店舗「NEO」:レンタル月額10,780円(工事料82,940円+保証金20,000円)/お買い取り月額6,270円(644,710円)
親の見守りプランには、基本サービスに加えて「救急通報サービス」「安否みまもりサービス」がパッケージされています。離れて暮らす親の急病リスクに備えたい方には、防犯と見守りを1契約でまとめられる合理的な選択肢です。
■ セコムが向いているのはこんな家庭
「被害に遭ったときに誰が損失を負担するのか」まで含めて安心を確保したい家庭には、セコムが最も適しています。月額だけを見ると高く感じるかもしれませんが、駆けつけ回数無制限・修理無料・最大200万円の家財補償までを含めた総合的な価値で判断すべきサービスです。
料金は設置する機器の種類・個数、建物構造、設置状況によって変わります。上記はあくまで一例ですので、わが家の実際の金額は無料見積もりで確認するのが確実です。見積もりだけの利用でも問題ありません。
4. ALSOK|10年単位の総額を抑えたいなら
長く住む家に導入するなら、ALSOKの「お買い上げプラン」が総額面で強力な選択肢になります。ホームセキュリティの契約件数は53万件以上(2026年3月末現在)、販売実績は35年以上を数えます。
ALSOKの特長は、予算に応じて3つのプランから選べる柔軟さです。戸建て向け「HOME ALSOK Connect」の料金は以下の通りです。
■ お買い上げプラン:月額4,070円/初期費用は工事費47,850円+機器費224,400円
■ レンタルプラン:月額7,865円/初期費用は工事費47,850円
■ ゼロスタートプラン:月額8,668円/初期費用0円
10年使うなら総額で23万円以上の差
公式サイトが示す費用シミュレーションを見ると、プラン選びの重要性がはっきり分かります。
■ 5年間利用時の総額:お買い上げ516,450円/レンタル519,750円/ゼロスタート520,080円
■ 10年間利用時の総額:お買い上げ760,650円/レンタル991,650円/ゼロスタート1,040,160円
5年時点では3つのプランにほとんど差がありません。ところが10年になると、お買い上げプランとゼロスタートプランの差は約28万円に開きます。持ち家で長く住む予定があるなら、初期費用を払ってでもお買い上げプランを選ぶ判断が、後々大きな差になって返ってきます。
逆に、数年後に住み替える可能性がある、あるいはまとまった初期費用を出せないという場合は、ゼロスタートプランで今すぐ守りを固める選択にも合理性があります。「お金が貯まってから」と先送りしている期間こそ、家が無防備な期間だからです。
なお、機器の修理・交換費用はお買い上げプランで10年間無料保証、レンタルとゼロスタートはALSOK負担です。緊急時の出動は3プラン共通で月額料金に含まれています。一方、住人からの依頼にもとづく駆けつけは「ALSOK HSプラス」として7,700円/回(3プラン共通)が必要です。解約時の費用は契約期間と解約のタイミングによって異なるため、契約前に確認しておきましょう。
住まいのタイプ別プラン
■ HOME ALSOK みまもりサポート(高齢者向け):お買い上げ月額1,870円/レンタル月額2,838円/ゼロスタート月額3,069円
■ アパート・マンションプラン:お買い上げ月額3,300円/レンタル月額6,105円/ゼロスタート月額6,754円
■ るすたくセキュリティパック(別荘・空き家向け):ゼロスタート月額11,000円・初期費用0円
オプションも幅広く、火災、ガス漏れ、生活リズムの異常を検知する「ライフリズム」、持病やかかりつけ病院の情報を救急隊員に引き継ぐ「救急情報」、見守り情報配信サービス、屋外カメラによる画像確認などが用意されています。防犯に加えて家族の見守りまで一台でカバーしたい家庭に適した構成です。
■ ALSOKが向いているのはこんな家庭
持ち家に10年以上住む予定がある家庭、そして初期費用0円から始めたい家庭の両方に答えを用意しているのがALSOKです。3プランの中でどれが自分の家に最適かは、居住予定年数と手元資金のバランスで決まります。
間取りや周辺環境によって費用は変わるため、まずは無料の資料請求でプランごとの見積もりを取り寄せ、10年総額を自分の条件で計算してみてください。比較材料が手元にあるだけで、判断の精度は大きく上がります。
5. 東急セキュリティ|東急線沿線の地域密着型
東急線沿線にお住まいなら、東急セキュリティの「しっかりプラン」が有力な候補になります。
このサービス最大の武器は、警備員待機所の密度です。半径約2.5kmに1か所という配置で、東急線沿線を中心とした地域密着の警備体制を敷いています。距離が近いということは、それだけ現場到着までの時間が短いということ。土日祝や深夜早朝を問わず、24時間365日いつでも駆けつけます。
料金は、コントロールパネル1台・マグネットセンサー1個・パッシブセンサー1個を設置する機器レンタルの場合で、月額6,402円、工事代金31,350円です。契約期間は5年間、以降は解約の申し出がない限り1年ごとの自動更新となります。
センサーのラインナップも実用的です。侵入検知にはワイヤレスマグネットセンサー、ワイヤレスパッシブセンサー、ジャロジー窓用のジャロジーセンサー、ガラス破壊の衝撃を捉えるガラスセンサーを用意。火災・ガス対策としては熱センサー、煙センサー、都市ガス用のガスセンサーが選べます。さらに、急な病気やケガの際に軽く握るだけで緊急信号を送れる緊急ペンダントもあり、高齢の家族がいる世帯にも配慮された構成です。
導入前にはセキュリティのプロが防犯診断を行い、予算に合わせたプランを提案してくれます。ホームセキュリティに限らず全般的な防犯対策をアドバイスしてもらえるため、「そもそも我が家のどこが弱いのか分からない」という段階の相談にも向いています。契約後は専任のアフターフォローチームが機器点検やステッカーの貼り替え、防犯環境の確認を担当します。
■ 契約前に押さえておきたい点
■ 周辺環境や要望によってセンサーの数・種類が変わり、施工方法によっても金額が変動する
■ 賃貸住宅の場合は設置にオーナーの許可が必要
■ レンタルプランの解約時は、オンライン停止工事費、機器補修費、機器撤去費用が発生する
■ 買取プランの解約時は、オンライン停止工事費が発生する
■ 電話回線と接続する場合、別途電話通信料金がかかる
「近くに拠点があるかどうか」は駆けつけ時間に直結します。沿線在住であれば、まず対応可能エリアかどうかを確認してみる価値があります。電話相談は0120-109-253(受付時間9:00-17:00、年末年始を除く)、オンラインでの相談も受け付けています。
6. 関電SOS|関西5府県で初期費用0円から
関電SOSは関西電力グループが提供するホームセキュリティです。サービス提供エリアは大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県の5府県に限定されていますが、その分エリアに密着した体制が整っています。
料金プランは2種類で、いずれも標準工事費を含みます。
■ レンタルプラン:初期費用0円/月額5,940円(契約期間5年、以後1年ごとの自動更新)
■ 買取プラン:初期費用247,500円/月額3,190円(契約期間1年、以後1年ごとの自動更新)
注目すべきは、レンタルプランの初期費用が0円である点です。工事費を含めて負担ゼロで始められるため、「導入したいが最初の数十万円が用意できない」という状況を一気に解消できます。買取プランは初期費用こそ大きいものの、月額3,190円という水準は駆けつけ付きサービスとしてはかなり抑えられており、契約期間が1年と短い点も柔軟です。
ベーシックメニューには、警備員の駆けつけ、警備状況の遠隔操作、携帯電話等へのメール通知(3箇所)が標準で含まれます。さらに「ガラス・ドア鍵取替費用補償」が付帯しており、盗難などで破壊された窓は1枚につき1万円、ドア鍵は1個につき2万円が支払われます。未遂の場合も対象で、免責はありません。被害後の原状回復費まで面倒を見てくれる点は、実際の負担を考えるうえで見逃せない要素です。
オプションも細かく選べます。火災センサー(煙式・定温式)は初期費用16,500円、SOSパッシブセンサーの追加は18,040円(天井付)、非常ボタンの追加は8,030円。月額で追加できるものとしては、電池・バッテリー交換サービス330円、帰宅通知メール利用料110円(最大5箇所まで定額)、SOS救急ボタン330円などがあります。店舗付住宅の場合は月額1,100円の割増が必要です。
注意点として、建設途中の住宅に設置する場合は初期費用に新築管理費が含まれ、条件によってはレンタルプランでも初期費用44,000円、買取プランで291,500円となるケースがあります。また、サービスエリア内でも一部利用できない地域があります。
■ 関西在住なら、まず我が家の見積もりを
間取りや窓の数によって費用は変わります。無料の見積もり依頼は数分で完了し、その場で契約する必要はありません。「検討中」のまま過ぎていく時間が、そのまま無防備な時間になってしまいます。
7. Secual|工事不要・月額1,078円のセルフ型
「賃貸だから工事ができない」「本格的な警備契約はハードルが高い」という方に向いているのが、セルフ型のSecual(セキュアル)です。
月額費用はWi-Fiゲートウェイ1台につき980円(税込1,078円)。初期費用は機器代金で、ワンルーム向け防犯パックが18,150円、2LDK向けが28,050円、一戸建て向けが33,000円です。設置工事は不要で、ゲートウェイはWi-Fiが届く場所のコンセントに挿すだけ、開閉センサーは付属の両面シールで窓やドアに貼るだけ、人感センサーは台座を壁に留めて本体を引っ掛けるだけで使い始められます。
仕組みはシンプルです。センサーが異常を検知すると、ゲートウェイが大音量のブザーを鳴らして侵入者を威嚇し、同時にスマートフォンへ通知が届きます。警視庁生活安全部・都市防犯研究センターの資料によれば、侵入者の約90%は警報が鳴ると侵入を諦めるとされており、「音で追い払う」という設計には確かな根拠があります。開閉センサーの両面シールは防犯シールを兼ねており、屋外から「対策済みの家」だと分からせる抑止効果も持たせています。
専用アプリ「Secual Home」は無料で、外出先からのセキュリティのオン・オフ、窓の閉め忘れ通知、生活リズムに合わせたタイマー設定、家族間での共有と操作履歴の確認が可能です。窓の開閉だけでなく、窓割りなどの振動も検知できます。デザイン面でもグッドデザイン賞を受賞しており、室内に置いても違和感がありません。
万一に備えた「見舞金制度」もあります。利用者が盗難被害に遭った場合、一律3万円の見舞金が支払われる仕組みで、追加の申し込みや支払いは不要です。ただし請求には警察への被害届の提出および受理が条件となり、所定の事故報告書などの書類提出が必要です。
■ 契約前に必ず理解しておくべき違い
Secualは他4社とは根本的に性質が異なるサービスです。誤解したまま契約しないよう、以下の点を必ず押さえてください。
■ 警備員の駆けつけは標準サービスに含まれない。別途「Secual駆けつけサービス」があり、利用者自身が出動要請を行う仕組みで、要請ごとに所定の出動料金が発生する
■ 出動要請を撤回した場合や、操作の誤りによる要請であっても料金の支払い義務は免れない
■ 出動者の滞在時間は20分が限度で、業務は対象物件を外部から確認することに限られる。建物内への進入、110番・119番通報、人の救護などの義務は負わない
■ 初期費用なしのプランやレンタルプランの提供はない。機器は購入が前提
■ 利用には2.4GHz帯のWi-Fi環境とスマートフォン、クレジットカードが必要
■ ゲートウェイ1台につきセンサーは最大10台まで登録可能。広い間取りでは複数台の利用が必要になる
つまりSecualは「異常を知らせて音で追い払う」までを担う製品であり、「プロが駆けつけて対処する」セコム・ALSOK・東急セキュリティ・関電SOSとは守備範囲が違います。この違いを理解したうえで、賃貸やワンルーム、初めての防犯対策として選ぶなら、月額1,078円というコストは非常に現実的です。解約に際して費用はかからないため、まず試してみるという使い方もできます。
8. 失敗しないホームセキュリティの選び方5つの基準
基準1:警備員の駆けつけが必要かどうかを最初に決める

ここが最大の分岐点です。プロの駆けつけが必要なら、セコム、ALSOK、東急セキュリティ、関電SOSの4社から選ぶことになります。通知と警報だけで十分と割り切るなら、Secualのようなセルフ型で月額を10分の1以下に抑えられます。この判断を曖昧にしたまま料金だけで比較すると、「安いと思って契約したら誰も来てくれなかった」という致命的なミスマッチが起きます。
基準2:対応エリアを確認する
どれほど評価の高いサービスでも、自宅が対象エリア外なら意味がありません。セコムとALSOKは全国対応、東急セキュリティは東急線沿線が中心、関電SOSは関西5府県限定です。地域密着型はエリアが限られる代わりに拠点が近く、駆けつけの速さで優位に立つケースがあります。
基準3:居住予定年数から総額を逆算する
月額料金の安さだけで選ぶのは危険です。ALSOKの例では、10年利用時にお買い上げプランとゼロスタートプランで約28万円の差が生じます。10年以上住む持ち家なら買い取り系、数年で住み替える可能性があるならレンタルや初期費用0円系という逆算で考えてください。
基準4:補償制度の有無と上限額を比べる
意外と比較されないのが、被害に遭った後の補償です。セコムは全プランに補償が標準付帯し、家財で最大200万円、現金・貴金属で最大50万円、建物の修復費用見舞金で最大100万円まで対応します。関電SOSはガラス・ドア鍵の取替費用を補償し、Secualは一律3万円の見舞金制度を設けています。月額の差額が、補償額の差で十分に回収できるケースもあります。
基準5:解約時の条件を契約前に確認する
ここを確認せずに契約すると後で困ります。東急セキュリティのレンタルプランでは解約時にオンライン停止工事費、機器補修費、機器撤去費用が発生します。ALSOKの解約費用は契約期間と解約のタイミングで変わります。セコム、東急セキュリティ、関電SOSのレンタルはいずれも契約期間が5年です。転勤や住み替えの可能性がある方は、必ず事前に確認しておきましょう。
9. ホームセキュリティを導入する5つのメリット

■ 侵入そのものを未然に防げる
ステッカーやフラッシュライトによる抑止効果で、侵入者の候補から外れます。被害に遭ってから対処するのではなく、狙われないこと自体が最大の防御です。
■ 外出中も就寝中も守られる
センサーが自動で異常を検知するため、物音に気づかなくても通報が飛びます。在宅時の警戒モードに切り替えれば、家族が眠っている間の侵入にも備えられます。
■ 火災や急病にも対応できる
火災センサーや非常ボタンによって、防犯以外の緊急事態にも同じ仕組みで対応できます。一つの契約で、住まいのリスク全般をカバーできるのは大きな利点です。
■ 離れた家族を見守れる
高齢の親の安否確認や、子どもの帰宅通知など、見守り機能を活用すれば物理的な距離の不安を軽減できます。帰宅時にスマートフォンへ通知が届くため、「無事に帰ったか」を毎回気にする必要がなくなります。
■ 何も起きていないことが分かる安心
最も実感しやすい価値がこれです。24時間監視されている状態では、通知がないこと自体が「平常である証拠」になります。旅行中も、長期出張中も、家のことを考えずに済む時間が手に入ります。
10. 契約前に必ず確認したい注意点
■ 公開されている料金はあくまで一例
月額料金と初期費用は、設置する機器の種類・個数、建物構造、設置状況によって変わります。新築工事に合わせて設置する場合は別途費用が加算されることもあります。必ず自宅の条件で見積もりを取ってください。
■ 賃貸物件は事前にオーナーの許可が必要
工事を伴うサービスは、賃貸の場合オーナーの承諾が前提になります。許可が下りない場合は、工事不要のセルフ型を検討することになります。
■ 契約期間の縛りを把握する
レンタル系は5年契約が一般的です。途中解約時の費用条件を確認せずに契約すると、住み替えの際に想定外の出費が発生します。
■ オプション費用は別計算
火災センサーやガス漏れセンサー、センサーの追加などはオプション扱いとなり、基本料金とは別に費用がかかる場合があります。「この価格に何が含まれているか」を見積もり時に明確にしてもらいましょう。
■ 駆けつけの条件を確認する
緊急時の出動が月額に含まれているか、住人からの依頼による駆けつけが別料金か、回数制限はあるか。この3点はサービスによって扱いが異なるため、必ず確認が必要です。
11. よくある質問
Q. 工事はどのくらいかかりますか?
セコムの場合、工事はセコム独自の基準をクリアした指定業者が行い、通常1日で終了します。プロによる設置のため、美観を損なう心配も少なくなっています。Secualのようなセルフ型なら、そもそも工事自体が不要です。
Q. 機器が故障したら費用はかかりますか?
セコムはレンタルなら修理無料、お買い取りでも10年間無料保証で、電池交換も無料です。ALSOKはお買い上げプランが10年間無料保証、レンタルとゼロスタートは修理・交換費用をALSOKが負担します。ただし、利用者側の理由による故障は有償となる場合があります。
Q. 初期費用をかけずに導入できますか?
できます。ALSOKのゼロスタートプランは工事費・機器費とも0円(月額8,668円)、関電SOSのレンタルプランも初期費用0円(月額5,940円)です。ただし月額は高めに設定されるため、長期利用では総額が膨らむ点に注意してください。
Q. 高齢の親だけの家にも設置できますか?
可能です。セコムの親の見守りプラン(レンタル月額5,610円)には救急通報サービスと安否みまもりサービスが含まれ、ALSOKのみまもりサポートはお買い上げ月額1,870円から利用できます。東急セキュリティには軽く握るだけで信号を送れる緊急ペンダントもあります。
Q. 一人暮らしでも必要でしょうか?
むしろ一人暮らしこそ、異常時に気づいて対応してくれる仕組みの価値が高くなります。予算を抑えたい場合は、Secualのワンルーム向け防犯パック(初期費用18,150円・月額1,078円)から始めるという選択肢もあります。
Q. 複数の家で契約すると割引はありますか?
セコムでは、家族や友人との同時契約、勤務先がセコムを利用している場合、自宅と別宅など2件以上の契約となる場合に工事料の割引制度が用意されています。他の割引特典との併用はできず、制度内容は変更される場合があるため、問い合わせ時に確認してください。

12. まとめ|あなたに合うのはどのサービスか
ここまで5つのサービスを比較してきました。最後に、家庭のタイプ別に結論を整理します。
■ 駆けつけ体制と補償の手厚さを最優先するなら、セコム。全国約2,500カ所(2026年3月末時点)の緊急発進拠点、何回でも無料の駆けつけ、家財最大200万円の補償標準付帯という総合力は他社を上回ります。
■ 10年以上住む持ち家で総額を抑えるなら、ALSOKのお買い上げプラン。10年総額760,650円は、ゼロスタートプランより約28万円安く収まります。
■ 東急線沿線にお住まいなら、東急セキュリティ。半径約2.5kmに1か所という待機所の密度が、駆けつけの速さに直結します。
■ 関西5府県で初期費用をかけずに始めたいなら、関電SOS。レンタルプランは工事費込みで初期費用0円、月額5,940円です。
■ 賃貸や工事不可の住まい、低コストで備えたいなら、Secual。月額1,078円・工事不要で導入でき、解約費用もかかりません。ただし警備員の駆けつけは標準では含まれない点を理解したうえで選んでください。
ホームセキュリティ選びで一番もったいないのは、比較に時間をかけすぎて何も導入しないまま数か月が過ぎてしまうことです。侵入被害は、検討している間も待ってはくれません。
各社とも無料で見積もりや資料請求ができ、その場で契約を求められることはありません。気になったサービスを2社ほど選んで見積もりを取り、実際の金額を並べて比較する。それだけで判断は一気に進みます。
今日、資料を1つ請求しておくだけで、家族の安全が守られる日が確実に早まります。
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※本記事に記載の料金はすべて税込です。設置環境や機器構成により金額は変動します。サービス内容および料金は変更される場合がありますので、お申し込み前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。


